地方のコンカフェは、都心に比べて採用が難しいのが現実だ。特に、エリアによっては応募数が1ヶ月に数件しかないことも珍しくない。実際に、うちの店舗では昨年の夏に応募が3件しかなかったが、秋のイベントをきっかけにして、翌月には10件に増えた。これは、地元の大学祭や地域イベントに参加することで、直接お客さんや潜在的なスタッフと接触できたからだ。
出張イベントを開催することで、応募者の数が劇的に増えることが実証されている。例えば、昨年の冬に行った地方出張イベントでは、来場者が100人を超え、その中から20人が体験入店を希望した。結果、体験入店後の出勤率は約60%と、都心と同じくらいの数字になった。このように、出張イベントは新しい人材を発掘する大きなチャンスだ。
採用コストも見直すべきポイントだ。例えば、求人広告にかける費用を年間で50万円とすると、応募数が10件であれば、一人あたり5万円のコストがかかることになる。一方、出張イベントを行った場合のコストは、交通費と物販の準備で約30万円。しかし、応募数が20件に増えれば、一人あたりのコストは1.5万円にまで減少する。これを見れば、イベントを活用する価値は明白だ。
面接の進め方も見直すべきだ。最近、24時間AI面接を導入した店舗が増えているが、実際のところ、対面での面接を重視するべきだと感じている。理由は、候補者の雰囲気やコミュニケーション能力を直接確認できるから。うちの店舗では、AI面接を導入した結果、応募者の質が上がり、体験入店後の出勤率が3割から6割に改善した。やはり、対面が持つ安心感は大きい。
地方のコンカフェでは、福利厚生も重要だ。例えば、交通費支給や食事補助を行うことで、スタッフの満足度が向上する。実際に、これを導入した店舗では、スタッフの定着率が30%向上した。地域に密着した温かみのある環境を提供することが、スタッフの働きやすさに繋がるのだ。
最後に、SNSの活用も忘れてはいけない。地方の若者にリーチするためには、InstagramやTwitterでの情報発信が効果的だ。うちの店舗では、SNSを通じてイベントを宣伝した結果、フォロワー数が3ヶ月で2倍に増え、新規応募者も増加した。特に地方では、口コミ効果が強いので、SNSでのコミュニケーションを大いに活用したい。